弟子の愚問、師の誤答

2007年11月28日(水)

脳は神経細胞だけで出来ているの?
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簡単にいえば脳の表面と芯にだけ神経細胞があると考えればいい。じゃあ、あとの所には何があるか。

神経細胞の軸索の部分とグリア細胞などの支持、応援部隊がギッシリ詰まっている。この事だけでも何者も一人では生きれない事を知ることが出来る。脳の表面と言ったが、厚さ。2、3ミリと思えばいい。人間の場合、それが6層になっていて記憶という作業を可能ならしめているらしい。

嘘か本当かは知らぬけれど、普通、鳥類などはそれが1層なのに、都会のカラスは3層もあり、田舎のカラスには及ばない記憶力を発揮するという。まあ、嘘の与太話だろう。

2007年11月21日(水)

腱は再生するの?切れたら自分ではひっつかない?
09gara1

再生しないのは神経細胞だけ、と思っていたらいい。その神経細胞も軸索の部分と樹状突起部分は神経核がありさえすれば成長するから、これを再生と間違えないように。

切断事故などでは外科医は露出した神経を引っ張って切り直し、反動で神経を引っ込めてから切断面の手当てをするという。後日、軸索が成長してきて思わぬ痛みに見舞われる事を避けるためだ。

腱は再生するかって?だから当然再生するんだよ。ただ、その再生の仕方が問題。良い腕の外科医、骨接ぎにかかる様に。

2007年11月14日(水)

目は何であんなに痛いの?(ほこりとかで)
gg351

それは目に入ってはならないから。としか、言いようが無い。

考えてみれば、人間(生き物)というものは自分と外界をはっきり分けるようにして成り立っている。外界である自然に頼れるだけ頼って、そのくせ空気に成ったり、水に成ったり、食べ物に成ったりはしないように出来ている。空気や水や食べ物など体の中に入れなければならない物にたいしては、安全に取り入れられるよう呼吸器、消化器系など見事な装置が発達している。

それに対して、埃など体に入ってもらっては困るものに対しては、侵入防止装置が働く。痛みもそんな装置の一つと思えばよい。

2007年11月7日(水)

頚椎の間からは交感神経出てるの?
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これも師匠、気に留めなかったな。

確かに頚椎間からは交感神経は出ておらんね。交感神経幹が脊柱に伴走するようにあるのだが、頚部の交感神経幹は頚椎間から出る神経と連絡を取っておらんようだね。でも、これは自分で解剖学の本を開けば分る事ではあるよな。

大事なのは何故そうなっているかという事だ。師匠は君の予想通り、浅学にしてその理由を知らんが、きっと、大昔の生き物の事情によるのだと思う。その事情を知ろうとするのが、発生学という奴だ。どうだ、少しは発生学に興味が持てるようになったか?

2007年10月31日(水)

レントゲンでなぜガンとか見つかるの?
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このコーナーを設けた事を反省してるよ。その反省の度合いは日に日に増している現状を君に少しは判って貰いたいと心密かに願っている師匠である。

レントゲンというのは放射線であるX線の物質に対する透過度の違いによって眼に見えないはずの体内の様子が知れるものだ。だから癌の腫瘍と他の健康な組織のX線の透過性が違う、というのが答えじゃ。しかし、現在は様々な検査法が開発されているのでそれらも調べてみたら良かろう。たまには師匠からの宿題というのがある。調べあげて師匠に教えておくれ。

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