弟子の愚問、師の誤答

2008年1月9日(水)

帯状疱疹は水ぼうそうになってない人がなるのか?
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水ぼうそうウィルスは手ごわいぞ。師匠の生半可な知識で答えるしかないが、ウィルス一般が手強い。人類が未だ克服出来てない事を考えても、その手強さがうかがえる。鳥インフルエンザに世界中が大騒ぎするのも、ひとたび人から人へ感染するウイルスに変異すると当分の間、ワクチンが開発され、それが流通するまで、人類には手に負えないものとなって猛威をふるう事が予見されるからだ。その間の死者数は予測が付かない。

罹った水ぼうそうが治ったとしてもそのウィルスが死滅する訳ではない。物質と生命の間の形で、遺伝子だけを温存し神経根の処で、ジッと息をひそめて感染者の体力が弱るのを待っている。繁殖の条件が充たされた時、神経に沿って繁殖し暴れるのが帯状疱疹という訳。

水ぼうそうウィルスは、スローウィルスとなって予後不良(脳をやられ、白痴状態になって死んでいく)の暴れ方をすることもあるので、まさに、たかが水ぼうそう、されど水ぼうそうと言ったところか。

そうそう、子供が罹ると大した事の無い水ぼうそうも、大人が罹ると生死を賭けた重篤な病となることも知っておくと良い。その理由は師匠、浅学にして知らぬのだが。

2007年12月26日(水)

骨棘は一度出来ちゃうともうなくならないのかなあ?
hara011

異物が体内にあると体はどんな対応をするものだろうか?

まず、その異物を消し去ろうとする。マクロファージなどのどん貪食細胞が食べてしまうのだ。分解し排泄する。

それがかなわぬ時は、その異物を体に親和的な分泌物で取り囲んでしまう。鉄砲の弾を体内に持っている人は不思議な膜で銃弾と生体を隔離している。

骨棘の場合、そうはならない。骨棘は異物かというとそうも言えない面がある。骨棘が何故出来るのか?ということに関しては以前、師匠の勝手な考えを披露したが、その条件が無くなった時に、果たして骨棘が消失するものなのかどうかは師匠も知らない。

ただ、生き物の能力は計り知れないものがある、という事だけは忘れないように。疑問を羅列するのではなしに、自分はこう考えるがどうなのだ?というような質問の仕方をするように。

2007年12月19日(水)

右も左もボキボキ鳴る時は同じ関節が鳴ってるの?
hotcocoa

ここで師匠は体中の力が抜けてしまった。

君も答えを聞いたら、あまりの自分の不甲斐なさに腰を抜かすだろうよ。君の質問からすると、君は椎間板が音を立てていると思い込んどるようだ。それなら確かに矯正音は一つだけのはず。それも大きな爆発音に近い奴が。そんな事が有り得たらの話だが。師匠は恐ろしくてそんな患者破壊は出来ない。左右で音がするということは、左右に関節が在ってそれぞれが音を出しているという極々当たり前の話だ。

施療室には背骨の模型があるのだから椎間関節を良く観察するように。実に絶妙に出来ているぞ。どうも君は物事を観察したり、自分の頭で考えるという行為を端から放棄している傾向があるぞ。いかんぞな、もし。

2007年12月12日(水)

眠くなると手が温かくなるのは何故ですか?
gg114

そうなのか?師匠は今までそんな経験はないなあ。

もっとも、師匠の場合、例外なく酒が入ったうえでの眠気だからなあ。手だけじゃなく体中がポッポしている訳だ。平等主義者の師匠だからして、温もりを全身に!という、己の健康を犠牲にしてのスローガン実行力を弟子である君だけは評価してくれないかなあ。

さて、本題。考えられるのは、副交感神経支配に移行するので、毛細血管が広がって温かく感じるのではないかな。何故、君が手だけにそう感じるかは分らんままだがな。

2007年12月5日(水)

体を動かすとなんで体温が上がるんでしたっけ?
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でしたっけ?というからにはかつて君はちゃんと理解してたんだけど、今はちょっと失念しっちゃった、というニュアンスなんだけど、、、、。

人間の体内でおきている化学変化は不思議なことに反応熱を伴わない。酵素とか補酵素とかの仲介でそんな事を可能にしてるらしい。この手の研究は現実を理解しようとしてあがけばあがくほど、新たな不思議に出くわし、より複雑難解に成っていくようだ。最後は生命の神秘。

体を動かすと体温が上がるかどうか?君は体温計で計ったのか?多分そんな事はしとらんだろう。冷え性の壮年男性である君が実感した体験でものを言っているのだろうが、ひとに質問をするからにはそれなりのデーターを添付するように。

マラソン選手のゴール後の体温はそれほど高くなっていないはずだ。日頃、運動不足の君が、たまに運動して熱く感じたのは、毛細血管が開いて血行が良くなり、暖かく感じたというところだろう。

今後、冷え性の患者さんは君に振るからよろしくな。

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