弟子の愚問、師の誤答

2008年2月13日(水)

神経が切れたら、その先の筋肉はどうなっちゃうんですか?
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また雪が降ってしまったな。師匠の不意をつく、という意味では、君はなかなかの者じゃ。この冬の雪のように。師匠が知る訳もない、という想像力を君が持っていない事だけが確実な事だ。苦し紛れに答えてみよう。

神経が切れたら、その程度によって様々な段階が考えられる。完全断裂ならその先の筋肉は壊滅、腐って無くなるしかない。運動神経がやられれば役立たずの筋肉として筋肉はやせ細るだろう。知覚神経をやられれば熱湯を浴びせられても何の反応も示さない筋肉となる。自律神経をやられれば血管の管理が出来なくなるので朽ち果てるだろう。

しかし、現実というのは複雑で、我々が思い浮かべる線としての神経は何千本、何万本という神経線維の束なのだ。幾千万の可能性があると思っていたらよい。

2008年2月6日(水)

足の裏にタコが出来るのは歩き方が悪いの?
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そうだと思うよ。歩き方だけでなしに、決まった作業などで、足の裏に偏った負荷を与え続ければタコが出来る。生き物として、柔らかい部分を繰り返し刺激、攻撃されれば、そこを強化するのは当たり前の行動である。足の裏の皮膚だったら、それは角質化ということになる。それがタコだと思えば良い。

それより、師匠が奇妙に思うのは、同じ様な刺激でもって、あるものはタコになり、またあるものは魚の目になるという事だ。その違いは何なのか?

君はなった事がないだろうから知らないと思うが、魚の目とはまことに見事な円錐形のカチンカチンの塊なのだ。それが足裏にセットされてる。あれば痛くて不快だが、見事取り出せた時の感動の半分は、その美しい三角錐の形態美に対するものだ。何故こんなものが形成されるのか?我思うに、魚の目の場合、刺激が一点に集中するのでコアを形成する。タコは散漫な奴だ。出来れば魚の目のかたを持ちたい師匠である。もっとも、タコより魚の目の方が偉いと主張するのはこの世で、師匠だけかも知れない。でも、師匠としては弟子である君がカイロタコを全身に纏って欲しいな。その姿を想像はしたくないがね。

2008年1月30日(水)

矯正で骨をずらすことは出来ないの?(ずれちゃわないの?)
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君はいつから必殺仕置人を目指すようになったのだ?

我々が扱う関節のズレというのは、ミリ単位以下の極々小さなズレなのじゃ。靭帯や筋肉が増幅装置の役目をしてそれなりのズレとして触診される訳だが。

そして、矯正時には、いくらそれが派手に見えようと、出来る限りの小さな力で行おうとしているのを見逃さないように。

骨は勝手にずれない。靭帯や筋肉の異常緊張がずらすのだから、靭帯や筋肉をなだめすかす様、君も心がけるように。まあ、その派手さが怖くてカイロプラクティックを敬遠する人が少なくないのも事実だからして、君のようにビビリ気味な位が良いかも。

2008年1月23日(水)

運動選手の試合前の筋肉はかたい?やわらかい?
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今日の様に雪が降る寒い日は、彼らの筋肉も硬かろう。

しかし、彼らはその道のベテラン。ちゃんとウォーミングアップをし、体を温め、柔らかい筋肉を持って試合に臨んでおるはずじゃ。

弟子の意図するところは、試合前の緊張で筋肉が硬くなることがあるのかどうか?というのだろうが、師匠はそんな事は無いと思うがな。あるとしたら、緊張やあがってしまって、日頃鍛えた神経回路が上手く使えず、ギクシャクした動きになってしまう事が考えられるが、そんな奴は運動選手として小物に違いない。

そんな事より、師匠が心配なのは、弟子の頭の固さじゃよ。頭に新鮮な空気を送るように。

2008年1月16日(水)

「体がだるい、疲れがとれない」という人は何から疑えばよいのだろう。
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お医者さんは癌から疑う。重篤、重大な病気からチェックする。そして、はっきりした診断が見当たらなければ、たいした事は無いでしょうという事に成る。

我々、医療周辺行為者(特にカイロプラクティック、整体などは日本の法律では公認されておらず、民間裏稼業となる事を肝に銘じていた方が良い。過誤を起こせばすぐさま刑事犯犯罪者となる)は、日常のありふれた行為の累積が犯人ではないか、と疑う事から始める。不良姿勢、運動不足、食生活、ストレスなどなど。血の巡り、神経の圧迫、筋肉のアンバランス、栄養の偏りなどを考える。何でもないような原因による症状から暫時厄介な病気への疑いという考え方をしてる。お医者さんは上から下へ、我々は下から上へ症状というものを考えると思っていれば良いだろう。

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