弟子の愚問、師の誤答

2008年5月28日(水)

交感神経・副交感神経支配って全身でおきっるの? 部分的ってことはないのでしょうか?
sisyou0005

どうなんだろうね。君もよく知っているように、交感神経、副交感神経を統合する概念は自律神経。

自律神経は体の自動操縦をしている。外界の変化に応じて、体内の環境が乱されないように、交感、副交感と反対の働きをする神経が活躍してくれている。

全身くまなく自律神経が支配してるかどうかは、おおざっぱな考え方ではそれでいいんじゃないかと師匠は思ってるよ。研究者じゃないんだから、それで話を進めて不都合がある訳じゃない。

ただ言えそうなのは、早く遅く、開く閉じるなどの対立相互関係を必要としない組織が体にはあると思うけどね。少なくとも神経細胞はそうじゃないのかな?

2008年5月21日(水)

昨今、免疫力が落ちてる、なんて、そこらじゅうで耳にしますが測定できんの?ですか。

出来る。でも一般にはやらん。自己免疫疾患、手術前などにおこなわれるに限られているから君のそんな疑問もわいてくるのが当然だ。免疫力が落ちているというのは医学用語としてだけ使われるのではなしに、疲れの表現であったり、意欲の話であったり、経験力の話であったりするので話がややこしくなってしまってる。

医学的な免疫力の測定は血液検査でおこなう。白血球、それも細かく顆粒球、リンパ球などを数え上げるのだ。

免疫の話は難しいが、大事なところなので、こつこつと勉強するように。教科書みたいなものを一度読んだだけでは到底理解できないのだから。

2008年5月14日(水)

足の冷えがあるとき腰を温めろと言いますが、腰の何をあっためるの?
sisyou0001

腰の上に蒸しタオルとかホットパックを載せてみたまえ。当然、腰が温かくなってくるだろうが腰の何が温かくなるかが分るか?分らんじゃろ。そういう時は、あまりゴチャゴチャ考えずに、おばあちゃんの知恵は捨てたもんじゃあないな~と思いながら腰の温かさに心地よさを感じていればよろしい。理屈をいえば、温める事によって毛細血管を広げ血行を良くしようとしてると思えばいい。

あっためる、冷やすと言うのは意外に判断が難しい。化膿している時や強い炎症がある時はあっためると化膿や炎症が促進されて逆効果になるので冷やしたほうが良いのだが、間歇的に冷やすのは冷えてはいけないと言う反射で毛細血管が広がり結果的に患部を温める事にもなる。

患者さんから、Aのお医者さんには温めろと言われ、Bの医者からは冷やせと言われた、どちらが正しいのでしょうか?と聞かれる事がよくあるが、これはどちらの医者も正しいが、両者とも説明不足だ、と言える。

2008年5月7日(水)

左右の同じ場所が痛い、なんて時はどう考えればよいの?神経根の圧迫なら片側に症状が出ると思うのですが。
kesinomi04

ほんの少しは考えたな。しかし、まだまだじゃ。単視眼的と批判されても文句は言えんぞ!ものを考える時、特に相手が自然の場合、複合的に、立体的に、鳥瞰的に観察し考えるように。

左右に歪みがあれば椎間孔の大きさは左右で違う。ここまでが君の考え。しかし背骨の歪みは左右に限らんじゃろ。椎間板が水分を失い詰まった状態を考えてみると、左右の椎間孔が同じ度合いで狭くなる時があるのが判るじゃろう。全方向思考を身につけるように。

2008年4月30日(水)

風邪のウィルスが脳にいっちゃって、なんてたまに聞くけど、あれはたまたまという事ですか?事故みたいなのも?
desi0001

風邪のウィルスという言い方は人間側からする症状に対する分類なので、この場合、ウィルス一般で考えればいい。といって、師匠に特別の考えや知識がある訳ではない。その周辺を考えてみるだけだ。有名なのは日本脳炎。これはもろ脳に入り脳で繁殖し、かなりの確率で人を死に至らしめる。病を乗り越えたとしても重篤な脳障害の後遺症をもたらす。狂犬病ウィルスも確実に脳を冒すに違いない。こいつに罹れば現代医学の元では100%死にいたる。馴染み深い麻疹ウィルスもごく稀に脳に侵食しスローウィルスとして脳を破壊する。

風邪のウィルスが脳にいっちゃって、という話は師匠は寡聞にしてまだ聞いたことはない。しかし、ありえない話ではないだろう。ウィルスというのは繁殖するに好みの場所があるみたいだから。今年の風邪はお腹に来て、、、。とよく聞くだろう。風変わりな風邪のウィルスがいたって不思議じゃない。脳には血液脳関門という仕組みがあって、脳に不利益なものをせき止めているのだが、防ぎきれないものにウィルスとか重金属などがある、ということも同時に知っておくと良い。

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